−−ミルクチャンのオープニングは、様々なアニメ番組のワンシーンが挿入されていますね。
「アルプスの少女ハイジとかキューティーハニーとか、僕が子供の頃好きだったアニメのシーンがたくさん入っています。
僕は全体的な監督とアートディレクションを担当しました。アニメーションは『スタジオピエロ』という会社のアニメーターの方が制作しています。そこの方と打ち合わせをした時、昔のアニメの話ですごく盛り上がったんです。当初は、昔のアニメを全部集めて自分で編集しようかと思っていましたが、そんなことやらなくても、この人に任せて出来上がったものを見た方が楽しいかなぁ、と」
−−コアな質問です。ミルクチャンに挿入されている「舞茸秋子」のビデオエッセイがとても好きなのですが、どういった意味を持っているのか教えていただけますか。
「ずっとミルクチャンのテンポだと、観ていて疲れちゃうでしょ? なのでブレイクのつもりで入れています。でも余計混乱して、訳分かんなくなっちゃって疲れちゃうんだけどね。ブレイクにもなってないですよね(笑)」
−−ネット上で田中さんはブラッック系だと評判ですが、それは本人の意図するところなのでしょうか。
「自分ではブラックだとは思っていないんです。政治的なメッセージを持ってるわけでもないですしね。どちらかといえば、友達同士で居酒屋でゲラゲラ笑ってるのと同じような...。仲間同士で居酒屋で話してる時って、あれくらい過激な冗談が多い。その雰囲気を出したいなーと思って。」